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2005/08/15

中棚温泉・中棚荘

 お盆の最盛期、13-14日の土日、信州は小諸、中棚温泉へいってきた。

 道路公団の渋滞予測は朝5時過ぎから渋滞開始、最大50キロとのこと。
 今年のGW、信州は別所温泉、七草の湯へ嫁さんの家族等といったのだが、GWの大渋滞、関越は入り口から花園まで50キロの大渋滞、埼玉を抜けのに4時間、別所温泉まで都合7時間かかったという教訓(覚悟の上でいったのだが)を生かし、今回は、なんと夜中の3時起床。3時半には出発し、渋滞が始まる5時前には関越をある程度抜けてしまおうという作戦。

 3時半に出発。すでに外環自動車道は車量も多く、「渋滞前に抜けよう」とする同じ作戦のものたちが飛ばしているのだが、渋滞はなし。
4時には関越に乗る。入り口渋滞はない。そのまま飛ばして一挙に藤岡ジャンクションを通りぬけ、上信越自動車道へ。みな、途中のインターで仮眠を取っているので、どこのインターも結構、込んでいた。
 この、「渋滞前突破」作戦は大成功だったのだが、碓氷・軽井沢インターに付いたのが6時前。


旧軽井沢で朝食 ブランジェ浅野屋

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 早くつきすぎなのだが、7時からモーニングやっている旧軽井沢のパン屋さん「ブランジェ浅野屋」へ直行。7時開店と同時にごった返す。店の奥に「シェ・マリー」というレストラン部分があってここで朝食をとる。パン売り場はハゲ混みだが、ここはすいていたのでゆっくりと食べる。
 食べ終わってもまだ8時前で、駐車場は9時からなので、目立たないところに路肩注射して仮眠。
9時に有料(1回1000円)駐車場にいれ、旧軽銀座を散策。通りの奥に、猫グッズ専門店の「鈴彦」があって、そこで猫漫画が書いてあるガムテープとぬいぐるみ等を買う。
 帰りがけに「ミカド珈琲」で「モカソフト」を買って食べ歩き。濃厚。
 ここで9時半を過ぎたところ。

 次に目的地、小諸へ。18号沿いを下る。

 道中、すでに軽井沢方面への上り車線は一般道で大渋滞していたが、下りはほとんど混まず、10時には小諸にはいる。が、まだ早いので、もう一つの目的地、浅間山荘へ行こううということになり、浅間連山、高峰高原へ向かう。2000メートル級の山、霧の中、クネクネ道を登る。

高峰高原ホテル

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 10時半、高峰高原ホテル到着。温泉は清掃中ということで11時まで待つ。冷鉱泉で沸かしているのだが、さらさらのお湯。下界は霧で何も見えなかったが、霧がなければ結構いいながめだったはず。一番風呂は気持ちいい。


天狗温泉 浅間山荘 褐色のお湯

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 高峰高原から下って、いよいよ浅間山荘へ。昔、連合赤軍事件のあったところ。あの、浅間山荘。その事件に興味があってということではなく、実はそこの温泉、これも鉱泉なのだが、鉄分が濃く、赤褐色のすごいお湯があるというので、温泉通としては行かないわけにはいかない。

 浅間登山道入り口からは砂利道のクネクネ。オフロードラリー気分だが、対向車もほとんどなく、登山客以外は誰も来ないような、さびしいところ、霧の中に山荘はあった。昼食の用意をしていたが10人くらいの客はいたようだ。
 お目当てのお湯へ。すごい!
 群馬・赤城温泉の茶褐色もすごかったが、ここのお湯はダントツに濃い。手ですくうと褐色の粒子が手のひらの残る。手ぬぐいは勿論、一発で褐色に染まる。普通は上がり湯などしないのだが、服が変色するとこまるから上がり湯をかけた。
 信州で温泉通を自称するなら、行かないとだめだ。
 連合赤軍事件、ちょうど小学校の6年生か中1だったと思うが、テレビの実況中継を見ていた。以来、小トラウマとなって頭の片隅にこの記憶がこびりついている。思想信条でそこまで人間が煮詰まるものなのか、という思いが、私の人生のその後に、多少は影響を与えた。


 小諸蕎麦

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 お昼、小諸到着。
 小諸といえば蕎麦。
 懐古園の中にある草笛本店という蕎麦屋で昼食。大盛況でごった返す。頼んだのは「藤村そば」冷たいお蕎麦にかき揚げ、とろろ、山菜、わかめがドバッとぶっかかり、全部をごたごたに混ぜて食べる。おいしいののだが、ごたまぜなので、食感がよくわからなくなる。
ところで、関東と東北・北海道で育った人間が突然、信州に行くと、信州人の顔つきというか、雰囲気というか、違和感を覚える。やはり地域的な血統性があるのかなと思うのだが、みな、えらがしっかりし、あごはとがらずに平ら。
 懐古園というのは島崎藤村が詠んだ「小諸なる古城のほとり、、、」に出てくる城跡。なかには動物園や遊園地まであって、メインテーマのよくわからないところだ。
帰りの14日、昼はこの懐古園すぐそばの小諸キャッスルホテル内にある「水車」という蕎麦屋で、一日限定50食の「十割蕎麦」とおやきを食べる。


 小諸市内を散策。

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 大塚酒造とい造り酒屋を見学。シーズンオフなので、何も作っていないが、冬場にはとう氏の仕込み姿を見たり、作りたての試飲ができるらしいが、真夏の季節外れなので、施設や昔の道具等を、おじいさんに案内してもらった。土産に酒を一本買う。


島崎藤村の定宿 「中棚荘」

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 小諸駅から数分のところに中棚温泉「中棚荘」がある。
 今回のメインテーマ。
 筆者が毎週欠かさずに見ているBSフジの「秘湯ロマン」で取り上げられた秘湯。
築130年ものの古民家風。
 島崎藤村の定宿。
 今回は古い、大正建築そのままの「大正館」という別館に泊まる。
 部屋は「藤村」。つまり、島崎藤村が泊まっていた部屋。
 部屋にはドアはなく、ふすまの引き戸。一応、鍵はかかる。2間続きで広さはある。一応、クーラーは付いている。畳に寝転び、古い天井を眺め、藤村もここで思索にふけったかと、文人でもないのに勝手に共感したりする。

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  到着すると、宿で飼っているヤギのヨーグルトをサービス。きわめて濃厚。


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 風呂は脱衣場と内湯と露天がつながっている。脱衣場は畳。浴槽はヒノキ。露天は源泉賭け流し。源泉温度は40℃なので、内湯は加温しているが、加水はしておらず、ほのかに温泉線分の香りがする。
驚くのは、お湯が、さらさらなのだが、アルカリ性のお湯だから「とろり」としている。ぬめりというのではなく、まったりしている。実に面白い泉質だ。美肌の湯、美人の湯とも言われているのだが、確かに肌にはよい。
 熱過ぎないので、何度でも入れる。到着後の3時、夜中の12時、朝6時、出掛けの9時と都合4度入湯。


 
 

 お盆の土曜日。それで1泊2食付15千円。
 今回はお湯と風情がテーマなので、食事はそんなに期待していなかったのだが、予算のわりには上等だった。

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 お造りはひらめ。
 焼鱧の梅ゼリーソース。
 温泉卵の乗った茶そば。
 笹籠で焼きたての鮎。
 熱々の籠盛りの天ぷら。
 ご飯は釜炊きでつやつやのしょうがご飯。野沢菜をかけて。
 利き酒セットで4種類の地酒。自家製の梅酒。
 温泉旅館につき物の鍋や陶板焼きの肉は出なかった。そこは1万5千円だからしょうがないが、十分満足、地味豊かな夕食だった。

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 朝食は麦ご飯に山芋のとろろ。温泉卵。ヤギのミルク。十分。
朝風呂のあと、飲泉所で温泉を飲む。ちょっとにおうが、アルカリ性の天然水なわけだから、日ごろの不摂生で酸性になっている体には良いはず。

 14日、11時中棚荘を発つ。
 やはり、11時チェックアウトはうれしい。
 寝る前にフロントに、朝食後も布団は引きっぱなしにするように電話をしておく。
そうすれば、朝食後、ゆっくりまた寝れる。
 11時出発なら、時間をつぶさずに近場で昼食も取れる。
 早い出発だったので、帰りも渋滞は無し。途中、横川インターで「峠の釜飯」を買う。

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