川俣温泉 清和園 絶景ロケーションなんだけど
川俣温泉のホテル清和園に投宿。
今年は安い温泉旅館で数をこなそうという方針なので(もちろん高め設定の高級な所も予定には入っているが)今回も1万2千円と格安の宿。
格安の温泉旅館となると、高くても人が来るようなメジャーな温泉だと探すのが難しい。おのずと、まだ行ったことのない秘湯ロマン系になって来る。
群馬、栃木の温泉地には大概行ったが、今回は空白地帯の川俣温泉。
手前には日光鬼怒川温泉があり、皆そちらに行く。中禅寺湖や奥日光にある乳白色の硫黄泉で、皆満足するから、そこから先の川治温泉、川俣温泉、湯西川温泉、女夫渕温泉は、バブル崩壊後はどこも苦戦している。
川俣温泉は鬼怒川温泉から先の秘湯としては、ちょっと先の女夫渕温泉、ちょっと手前の川治温泉に挟まれて、余計不利なロケーションにある。
ても、ここには他にはない間欠泉があり、渓流の絶壁と自家源泉の露天風呂があり、秘湯ロマンの情緒に溢れたいい温泉地なのだ。
(川俣ダム)
(女夫淵バス停から一般車両進入禁止の橋からの眺め、両サイド)



川治温泉を抜けて、山を奥へと進んで行くのだが、途中には川治ダム、川俣ダム、瀬戸合狭があり、山沿いの狭い県道は女夫渕温泉までのバスも走っているのだが、途中には対抗車とすれ違うのが厳しいところも多く、ドライバー心をくすぐる。
(清和園は渓流のガケ沿いに立っている。7階建ての6階がフロント)
(ホテルの玄関、提灯)
(ホテル脇に間欠泉を眺められる林道の橋があって、そこからの眺め)



ホテル清和園に14時に到着。チェックインは15時からなのだが、早く着きすぎたと乗り込んだら、トレーナーに頭ボサボサのちょっと変わった風の50代後半のおじさんが、大丈夫ですよと入れてくれた。
部屋に案内された後、源泉を見せてくれるというので付いていく。ここも間欠泉で、噴水しないように、石で蓋をしている。(これ、客に噴出が見えるように工夫すれば、かなりウケるはずだが、残念)
地面と露天風呂の壁が地熱で熱くなっている。
源泉温度は97℃と高温で、露天風呂に手を入れてみるとかなり熱く、これでは入れないと言うと、よくかき混ぜて、掛け湯すれば慣れて大丈夫ですよと言う。結局、熱過ぎて露天風呂には入れなかった。
(ホテルの泉源)
(男子露天風呂、橋から丸見え、でも遠目になるから気にしない、開放感は抜群?)
(女子露天風呂、こっちは渓流は見えるが外からは見られないので大丈夫)



内風呂も熱かったが、なんとか入れた。お湯は本当にいい温泉、本物の温泉。


案内してくれたおじさんが、今日の泊まり客はおたくさんだけだから、男湯女、どちらでもどうぞと言う。えええーっ?土曜日なのに、客が1組とは!?
客室は全部で30室はあるのに、今日は貸し切りってこと?それともここはゲゲゲの森の妖怪旅館で案内してくれたおじさんはネズミ男で、フロントにいた老婆は女将ではなく砂掛け婆が?夜中に二人拉致されて妖怪鍋にされるのか?なんて思ったりして。そんなことは無かったが、とにかく、貸切だったので、男風呂で女房と貸切混浴した。
客室


部屋は和室の10畳に次の間が4畳と広い。
部屋の窓からは眼下に渓流、橋ごしに間欠泉の吹き上げも見える、非常によいロケーション。
布団も寝心地よいし、トイレはウォシュレット完備で悪くない。
冷蔵庫は壊れていて使えないと言う。土曜日の客がうちらだけというくらいだから、客入りも悪く、多分、経費削減でずっと電源切っているのだろう。夜中にフロント階の自販機にいくと根っこのコンセントが抜いてあった。大概の旅館なら寝る前に冷水ポットぐらい置いていくのだが、それもない。
夕食は部屋で。
本当は大広間ということで、部屋出しだと12000円ではなく15000円ですと、一度言われたのだが、サービスで部屋出しにしてくれた。



ほぼ、全部出し。
温かいものは、牛肉の陶板焼きと釜飯。
刺身はこんにゃくと鱒?
鱒は冷凍モノの水っぽさが多少あり。こんにゃくは特に手作りとかそういう類のものではない、ありがちなもの。
食膳の一番手前にあったのが、生ハムサラダ。お皿の柄がイマイチ。



お品書きがないので、何牛だかは分らない。塩コショウがきつかった。たまねぎの上に肉が乗っていたのだが、ちょっとドリップでたまねぎに色が付いていた。
アスパラ、ジャガイモ、たまねぎ。ジャガイモ、ホクホクで美味かった。
岩魚は塩焼きではなく、甘露煮。よく、ドライブインとかで売っている鮎や岩魚の甘露煮があるけれど、それ。まずいわけではないが、やっぱり、塩焼きでしょう。
ご飯は舞茸の釜飯。
ご飯、軽く1膳分。舞茸、ちょっとだけ。当然、固形燃料で作る炊きたてだから、炊きたて分は美味いけれど、多分、舞茸の量を考えると、、、?
他にぜんまいの煮物、天ぷらが出たが、中身は岩魚、鱒、海老、、。衣はお蕎麦屋さんの天ぷら蕎麦用って感じの分厚さ。
デザートには、オレンジ半分ずつ。

最後に「手打ちうどんです、」と出てきたんだけれど、やけに太い、かなり粉っぽい、おつゆはしょうが汁風で、さすがに残した。
休前日12000円なら、こんな感じかとも思うが、女性客をひきつけるだけの魅力にはちょっと厳しい。
よく、思うのだけれど、低コストでなんとかがんばるためには、創意工夫。
山里なんだから、ここら辺のおばちゃんが作っている山菜料理と街で売ってない漬け物とか、珍しい山里料理を出せばいいと思う。でなければ、あれこれ出さずに釜飯定食に岩魚の塩焼きつけてガッチリおなか一杯似させる作戦とか、ボクにも出来るでは、都会から来た甲斐がない。
がんばりましょう、社長さん。
ここは、最近入ったというフロントのおじさんが丁寧で愛想よかったんだけれど、女将か何か分らない老婆が、ちょっと。4人は見たかな。社長と老婆とフロントマンとお運びさんと。

朝食はこんな感じ。
茶碗蒸しが一応、付いた。ご飯は2膳、頂いた。
温泉卵無し。だって、源泉温度97℃なんだから、温泉卵でしょう。
総括。
絶景の、すばらしいロケーションにある、本物の温泉です。
ぼくとしては、面白かった。
でも、かなり経営的には疲れているのか、いろいろ、考えるべきことが多かったという印象です。
お湯が熱すぎたのだけれど、川俣温泉のちょっと先にある女夫淵温泉にも行ってきたんだが、そこもお湯が熱くて。

ここも熱すぎ。
あっちっちです。源泉掛け流しは確かにいいし、草津のように湯もみして賭け湯して気合で入ればいいんだろうが、ちょっときつすぎです。半身浴がせいぜい。



みな、湯船の脇で休憩、ちょっとだけ入っては休憩。
(ここは混浴です。おばちゃん、二人、すっぽんポンでたたずんでました。その脇でおっさん、おっぴろげで寝てました。女性専用露天もあって、女房が上がってたたずんでいたら、その脇を前かくさずこれもすっぽんポンのお兄ちゃんが通りすぎていました。河童天国ですね。ここは)
川俣もそうだけど、せっかく渓流が流れていて、その脇から自噴している温泉なんだから、熱交換で冷ますとか、考えましょうよ、奥鬼怒温泉郷の皆さん!鬼怒川から1時間以上、車走らせてやっとたどり着くのだから、あっちっちではね。
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